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税務経営情報 Vol.235

~ 二回?四回? ~

 図1今年も年が明け、はや1カ月が過ぎたのでもう初詣はどうでした?と聞くのもおかしいのですが、私の家族は1月中に初詣として地元の氏神さん、上賀茂神社、出雲大社の分詞、そして最後に伊勢神宮に行ってきました。
色々な方に話を聞くと、商売繁盛の伏見のお稲荷さんにお参りするという方が多いようです。私はお稲荷さんの前をよく通るのですが、実は一度もお参りをしたことがありません。
 もちろんお参りをする時は家族と行くのですが、子供達はお参りに行くと必ず「一口カステラ」だとかを屋台を見ては何かをねだります。それで付いて来てくれているのでしょうか、あまり文句も言わずに一緒にお参りをします。まず神社に入ると「手水舎(ちょうずや)」と呼ばれる身を清めるところがあります。
昔は川で禊をしてから参拝ということになっていたらしいのですが、現代ではそんなことをしいては参ってもらえなくなるでしょう。この手水舎で手水をとる作法がありますが子供達は、右手で柄杓を持って左手右手と順番に作法をこなしていきます。この辺は見よう見まねでできるようになっていま
す(実は私も結婚してから覚えたので偉そうなことは言えませんが)。
  次に神前に立って賽銭箱にお賽銭をいれてからお参りする作法です。一般的には「二礼二拍手一礼」というのが神社参拝の基本作法です。私のところでは、氏神さんや上賀茂神社、伊勢神宮は「二礼二拍手一礼」なのですが、出雲大社だけは「四拍手」となっています。大人になって、ここでは「二礼二拍手一礼」、ここでは「四拍手」と場所によって使い分けができるようになりましたが、子供達はいつも拝みながら「二回?四回?」と聞いてきます。ましてや、お寺に行ったときにはお賽銭を入れるまでは一緒なので、間違って大きな音を出されてしまうと、一緒に拝んでいるこちらがびっくりしてしまいます。
 こうした一つ一つの作法にはちゃんとした意味があるそうなのですが、「なんでだろう?」と疑問を持って学んでいけば良いのですが、見過ごしてしまっていることがたくさんあるのでしょうね。拝み方一つをとってみても私が学ばないから、子供達が迷ってしまうことになるのでしょうね。もっとちゃんとしないといけないなぁと、初詣に行きながらそんなことを考えていました。
 図2お参りに行くとそういうことも少しずつ分かってくるので、たまに行くのも良いのでしょうね。私の中では、特に伊勢神宮にお参りした際、毎回特に思います。というのが、伊勢神宮の内宮の参道口に五十鈴川が流れています。そこで、上の娘が2歳の夏の暑い時に家族でお参りした際、2人で五十鈴川で遊んでいました。その時私が携帯を触っていて娘から目を離した一瞬になんと娘が川にうつ伏せになって浮かんでいました。あの時は娘はバタバタするでもなく、静かに浮かんでいるだけだったのでもう手遅れかとびっくりしました。伊勢神宮の宇治橋を渡ると必ずそのことが思い出されます。
お参りをすることでそういう教訓を思い出しながら、また大人として親として積極的に学んでいく姿勢を見せなければいけないと改めて思う1月の初詣でした。 

 (岡 本 清 臣)

~裁判員制度~

Ⅳ 裁判員の選任手続の具体的イメージ編
◆名簿作成・名簿記載通知~裁判所から通知が届く~

図3
図4
図5

《「裁判員制度ナビゲーション」より抜粋 》