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税務経営情報 vol.378

年を取ってきたのかな? 

2023年の年が明けて早1ヶ月が経過しようとしています。私たち税理士事務所にとっては、2月3月は確定申告時期に突入したら、とりあえず無我夢中で色々なことを処理していかないといけない時期で、毎年のことですが、ちょっと憂鬱になります。 

さて1月には、成人式が行われました。いや成人式というのではなくて、二十歳を祝う会とやらに名前が変わっているところもあるようです。というのも、民法の改正により成人は18才以上となったためです。従って20歳だけを成人式というのはおかしいということなのでしょうね。ある市町村では、今年は二十歳の会、19歳の会、18歳の会というのがあったようです。民法改正の初年度なので、色々ややこしくなっています。 

 「20年」という時間についてインターネットで調べてみると、今のエアコンなどの電化製品と20年前のエアコンなどの電化製品を比べてみて 電気代がどう変わったかを比較しているサイトがありました。興味があったので見てみると、エアコンは環境省によるとまず10年前と最新の機種を比較すると、平均して4%ほど電気代が安くなっているそうです。「え?たったの4%!」と思いませんでしたか?ちなみに次に20年前のエアコンを比較すると、電気代は年間約15,000円ほど変わってくるそうです。冷蔵庫で見ると、電気代は年間約20,000円ほど変わるそうです。この20年というのは、色々進化をしているのですね。

さて今回のお題目に「20年」という時間にこだわった理由というのが、実は私が税理士登録をして、丸20年が経過したからです。私の成長が年4%をしたかどうかはさておき、どうにかこうにかやってこれました。10年経過した時は何も思いませんでしたが、20年というのは少し大事なのかもしれません。思い起こせば大学は理系に進んでいたのに、その後方向転換をして、めっちゃ苦労をして税理士資格をとり、いよいよデビューという時は大変緊張をしました。一言一言に対して、責任が出てくるからです。初めての確定申告の相談会に行った時は、前日にどういう質問をされるか色々考えて緊張してしまいました。初めての税務調査、う~んこちらは全然覚えていないなあ。登録した当時は、もっと顧問先を増やすんだと、当時の男性職員にチラシ配りの営業をしてもらったこともあります。あと若手の税理士の仲間と、「老舗の研究」をして本を発行したり、それが縁で立命館大学の大学院の非常勤講師を4年ほど経験したりもしました。最近では行政書士の登録もして、少しでも業務の幅を広げるように努力をしています。

当初は一人で何でもできる・やらなければと思っていましたが、実は一人では全然できていないなぁと思うようになってきました。事務所には、悩んだ時には助けてくれるスタッフがおり、税理士会にも相談する仲間がいたりと信頼できる方が周りにいることが、大変心強いですね。

 と一人事務所にいるときに思いを巡らしてしまいました。こんなことを考えること自体年を取った証拠だと言われそうですが、20年経過中ということでまだまだ頑張りますので、温かく見守ってください。

(岡 本 清 臣)

令和4年12月23日に閣議決定された令和5年度税制改正の大綱において、主に中小企業を対象としたインボイス制度に関する負担軽減措置が講じられることとなりました。