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税務経営情報 Vol.247

~ モーニング! ~

 「モーニング」と聞けば、「朝」をイメージしますがそのイメージがなぜ喫茶店とかでは朝食を頼む際に、メニューの一つになっているのだろう?私のイメージでは、「モーニング」を頼むと、コーヒー・厚切りの食パン・サラダがついてきます。昨年名古屋に行くことがあり、それも早朝に行くことがあったので有名な「モーニング」を食べるチャンスだと喜んで車を飛ばしていたら、急に息子が「目が痛い」と言いだし、見ると白目が赤くなっていました。そういえば身内でウイルス性の結膜炎にかかっていた人がいたので、もしやと思い名古屋に着くや否やモーニングどころではなくなり、病院に行くことになってしまい、結局有名なモーニングを名古屋で食べることができませんでした。
 そういう思いがあったからか、家の近くに名古屋の喫茶店チェーンのお店があるのを思い出し、ある日曜日に家族で出かけることになりました。
 私の家の平日のモーニングは、私はご飯にお味噌汁、メザシと卵が定番です。息子は、さすがにメザシではないのですが、なにかご飯のおかずになるものを食べています。娘は、母親と一緒でパン、それも普通の食パンは食べずに、菓子パンかチーズやらトマトとかをトッピングした食パンを食べています。日曜日に関しては、家族みんなが家でパンを食べています。モーニングを食べに出かけることはなかったので、子供達はどこいくの?お腹すいた~とぶつぶつ言いながら、出かけました。
 初めてのそして念願のモーニングです。椅子に座りメニューも見ずに、「モーニング」と言えば、新聞を読んでいる間にモーニングセットがでてくるものとその時まで信じて疑いませんでした。しかしウエイトレスさんが訪ねたのは、飲み物だけでした。「?」が頭に浮かびました。あわててメニューを見るといろいろ種類があるではありませんか。子供達は、にんまりとしながら普段食べないものをじっくり見ています。「モーニング」といえば、一種類だけで、せいぜい卵の食べ方を、目玉焼きかスクランブルエッグを聞いてくるぐらいと高をくくっていましたがそうではなかったのです。
 確かにサンドイッチやクロワッサンとかがありますし、しっかり食べたい方にはカレーやスパゲティー等もありますし、食べたこともあります。しかし、私にとってそれらは「朝食」なのです。平日の朝に食べものとなんら変わらないのです。「モーニング」というイメージではなかったのです。
図3 他人にとったらどうでも良いことなのですが、私にとって「モーニング」と「朝食」の違いを実感することができました。あと気付いたことなのですが、名古屋系列の喫茶店は、まずコーヒーなどの飲物を頼むと、サービスで食パン、卵、サラダ、小倉あん(これは関西ではあまり見たことがないですね)がついてくるそうです。どうでもいいことなのですが、私の中では、「モーニング」を頼むとセットで付いてくるものと思っていたのですが、そこは喫茶店なのか、コンセプトがしっかりしているのか飲み物を頼むことによって無料でセットがついてくるものであるらしいです。結果は一緒なのですが、お得感が違いました。それを知らずに私たちは、しっかり特性サンドを1人ずつ頼み、その店で一番の注文数である「シロノワール」というものまで注文してしまいました。
「シロノワール」というのは、サクサクに焼いたパンの上にたっぷりのソフトクリームをかけたもので、熱々と冷々を楽しめるものでした。
すごくおいしかったのですが、特性サンドもお得感があり大きく、家族4人で食べるには多すぎました。結局残すのがもったいない精神が私に発揮され、最後まで食べきりました。後でお支払いをすると、びっくり!!朝からちょっとした夜ごはん代ぐらいかかってしまいました。
今回は、言葉のイメージの違いと文化の違いを感じることができた日曜日の朝でした。                   
( 岡 本 清 臣)