税務経営情報 vol.281
~表彰されちゃった!!~
「岡本 清臣様」と司会者から名前を呼ばれました。そして前に出て打ち合わせ通りに、来賓と主催者に挨拶をしてステージの壇上に登り、国旗に一礼をして、主催者代表の方と真正面に向き合いました。スポットライトを浴び眩しいなか、
「表彰状、岡本清臣殿 あなたは常に率先して納税思想の高揚と納税環境の改善に努められ著しい功績を挙げられました。このことは納税道義の向上に寄与することまことに多大であります。よってここに表彰いたします」
と読み上げられ、両手で賞状を受け取りました。
そして来たときの手順と反対の動作を繰返し、席へと戻ってきました。心の中は、賞状をもらった嬉しさと困惑が混在していました。なぜなら所属している一般社団法人伏見納税協会から表彰されるって、そんな大層なこと何かしたかな?
表彰という場面に多いのが、卒業式でしょう。これは優秀な成績を収められたのでこれを証しますという内容で、卒業生全員が頂きます。この時は卒業の単位をクリアしたことに対する証明書という意味合いがあります。他に習い事をしていて、何級を取ったとか優勝をしたとか一つの区切りで表彰されます。そしてその賞状をどうするかというと、ほとんど場合賞状を額にいれて、部屋に飾ります。
この賞状を掛けるのが結構難しくて、鴨居があればその上に額を掛けられるのですが、何もない場合はビスを上手に三角形にとめないと、額が傾いたりと綺麗にかからないことになります。脚立にのって作業をするので困難を極め、段々と嫌になってきます。特に3級・2級・1級と順番に短い期間でクリアをしていくとその数だけ額が必要となり、きれいに並べるという技術が必要になってきます。ましてや賞状の向きが縦と横で違った場合はよりいっそう困難を極めます。(笑)
私の子どもの時の部屋に飾ってあった賞状は、小学校2年生の写生大会で入選した時、小学4年生の時に剣道の大会で優勝をした時と中学の時に剣道の初段を受かった時にもらった賞状がありました。この歳になっても思い出すのは、ちゃんと飾ってあるものだけです。普段は気にならないのに、視界の隅でしっかりとらえており、なにかの区切りでここまでクリアをしたという自分の中で自信となっているのかもしれません。賞状というのはそういう意味を持っているでしょうか。今まで考えたことがなかったですが。
そのように考えると、今回の受賞は今までやってきた税理士という仕事に対して認められてきたということなのかもしれません(前向きに考えていますが)。ただしこの表彰は、私一人でとれたものはありません。私が税理士登録する前から、ずっと伏見で仕事をしてきた社長や靖司さん、そして堀さんのおかげで受けられた表彰なのです。皆さんに感謝です。ここでいったん区切りをつけて、次のステップに向けてまた進んでいかないといけませんね。
この表彰式の後、懇親会があり、受賞者は赤いリボンをつけて出席させていただき、たくさんの美味しいお酒をいただきました。この懇親会だけでは留まらず、2次会・3次会・4次会と日付が変わっても飲み続け、次の日は案の定二日酔いで体中酒臭かったのは言うまでもありません。ほどほどにしないといけませんね(苦笑)
( 岡 本 清 臣 )
【非上場株式等についての相続税および贈与税の納税猶予および免除の特例】
( 税務署のホームページより抜粋 )