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税務経営情報 vol.297

今になって分かったこと!

最確定申告が終わった最初の日曜日の朝、ゆっくり起きてパジャマのままだらだら過ごしていました。その日は何も考えずに、体を動かして汗を流してリフレッシュしようと思っていたところ、二階から息子が下りてきました。いつもなら部活の練習があり朝早く出かけているのに、その日に限って昼からの集合で、春の公式戦の日だったのです。そういえば背番号を貰っていたなぁと思いだしました。先発メンバーではなく、サブですが・・。

親としては、先発メンバーに選ばれる方がいいに決まっていますが、中学レベルの野球で言えば小学校からやっていた生徒と、私の息子のように中学から初めたのと比べると歴然の差があります。ましてやめちゃくちゃ好きで一生懸命やっているのならいずしらず、そこまで真剣にしている感じでもなかったので仕方がないなぁと思っていました。また冬の時期に練習中に右手の小指を骨折していたのもあり、出遅れは否めない中の公式戦でした。ただそれまでの練習試合があったそうなのですが、なぜか一度も出場機会に恵まれず(二年生は5人しかいないのに・・・、先生からは嫌味を言われたりしているそうです)私だったら嫌になっているだろうなぁと思っていましたが、息子は文句を言いながらでも毎日練習に行っているのは偉いなぁと思いました。ただ家に帰ってきてからも、練習していたらもっと偉いなぁと思うのに、それをしないのが息子だなあと思います。

そういう状況で、その日の朝公式戦の前に時間があったので、もし出場した時のためにバッティングセンターに行って練習をしてからと思っていたら、バッティングセンターがオープンするのが11時、間に合わない・・。息子もやる気になっていたのに、このままあきらめたら、今日の試合に影響するかもしれないので、とっさに新聞紙を丸めて即席のボールを作り、家のガレージでバッティング練習を1時間ほどしました。

私は小学校の頃野球をしており、体型からかキャッチャーをしているだけで、鳴かず飛ばずのパッとしない選手でした。息子を見ていると、昔の自分を見ているようであまりきついことも言えませんが、今ならわかることも増えてきました。目指すべき選手がいたり、同じようなライバルがいると違ったのかもしれませんが、そもそも好きかどうかというのが一番の要素で、好きこそ物の上手なれですね。バッティングピッチャーをしながら、どうしたら速い球をなげられるのかとか、どうやったらボールが曲がるのかとか、内角を投げるより外角を投げる方が難しいとか、いろいろ考えるようになると四十肩になってあまり肩があがらないですが、楽しくなってきます。息子にも今分かってほしいなぁと思いますが、私もそうであったように、わからないのでしょうね。ただ楽しいということは、伝わる伝わらないは別にして、言い続けなければいけないと思うので、一緒にできるときは一緒に過ごしたいと思います。

一緒に練習した時は、結構いい回転をさせた球をセンター方向に打ち返してきたので、以前とは違ってうまくなってきたなぁと感じました。これなら代打で出してもらえるかもしれないと秘かに期待をしていました。そして公式戦、背番号の通り補欠スタートでした。先発出場した選手をみていると、息子より守備はまだまし(親の目線です!)ですが、バッティングは、断然息子の方がいいはず(もちろん親の目線です!)相手のピッチャーは、リトルリーグ経験者でいいボールを投げていました。息子のチームは、ほとんど抑えられて点差が開いてきました。そこで相手ピッチャーが交代したところで、やっと打線が繋がり点数が入りました。しかしまたもや相手ピッチャーが交代したところ、また打てなくなりあわやコールドになりそうになり、こちらの監督は代打攻勢で選手の交代を始めました。バッティングは大丈夫な息子に回ってくるかと思っていたら、息子はなんとスコアブックを記入する係に変更していました・・・・。おかしい(あくまでも親目線です!)結局試合は負けてしまいました。息子にしたら、自分が出ない試合に親が応援に来るのは、つらいんだろうということを今になって思い出しました!でも懲りずに見に行きます。
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P.S.次の日は、代打で出場できました。懲りずに見に行ったかいがありました
( `―´)ノ~

( 岡 本 清 臣 )

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(国税庁のホームページより)