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税務経営情報 vol.313

♪ 雲は湧き 光あふれて 天高く 純白の球 今日ぞ飛ぶ 若人よ いざ まなじりは歓呼にこたえ いさぎよし 微笑む希望 ああ栄冠は 君に輝く ♪ 

お馴染み甲子園応援歌「栄光は君に輝く」の歌詞です。甲子園に行くにはもちろん地方予選があり、私の息子は高校1年生になったばかりですが、ベンチ入りをさせてもらい、入場行進も参加させてもらいました。

というのも、予選大会でベンチ入りできるのは20名なのですが、息子の学校の野球部員は15名しかいないからです。強豪校なら2軍3軍とあるところもあり、相当努力をしないと1軍に残れないし、ましてやレギュラーになるのは、その中でも9名のみです。そういう競争に生き残れないと、甲子園もまた夢なのかもしれません。

息子は、ずば抜けて才能があるとかではなく、よく見積もって普通のレベル。でも高校野球をするということは、目標に向けて日々厳しい練習に耐え、考えて行動をすることになります。また、チームプレーを通して仲間との絆を深める、そういう体験をしてもらえるだけでも、いいことだなぁと思います。だから入場行進の時に列が短くても、仕方がないことなので、親としては普通に喜んでいます。なぜならあの甲子園に繋がる入口に立てているのだから。息子よりもっと才能のある選手が3年間ベンチ入りもできない可能性があるにもかかわらず、息子はベンチ入りできていることが単純にうれしかったのです。

開会式の当日の朝、入場行進できるなんて幸せだなとのんびり考えてたら、ふと、来年上手な1年生がたくさん入部してきたら、ベンチ入りできるか分からない!と思い、突如妻と見に行くことにしました。

息子は奈良の学校に行っているのですが、奈良大会は橿原神宮前の立派なスタジアムで行われていました。高速を飛ばして行ったので、入場行進前に着いたのですが、高校球児がたくさんいます。奈良と言えば、智辯や天理高校が強いイメージがあり、甲子園のテレビに出てくるあのユニフォームを生で見ると、ちょっとミーハーな気分になりました。智辯の選手は、同じ高校生かと思うぐらい体格が違いました。ベンチ入りできない選手達も、もちろんいい体格をしていて毎日のハードな練習で真っ黒になっているのですが、背番号なしのユニフォームを着ている部員もたくさんいるのを見て、ちょっと複雑な気持ちになりました。

息子のチームはくじ運が良くて、1回戦はなく2回戦からの戦いでした。
ご想像のとおり選手が少ないということは、強いチームではなく、ここ数年は1回戦敗退、コールド負けをしているとのこと。練習試合も何回か見に行っていましたが、打てないしエラーはする、という状態でした。だからこの試合も一方的に打たれて、またコールド負けもありえるのかなぁとひそかに思っていました。

うちの息子はベンチ入りをさせてもらっていたので、レギュラーのお手伝いをがんばってしていました。一生懸命動き回っているのをみるだけで、うれしくなり、思わず写真を撮ってしまいました。そして試合は、序盤に動き0-4になってしまいましたが、その裏3点を取り返し、3-4。終盤に1点取られて万事休すかと思ったら、今度はひっくり返して6-5。そして最終回2アウト3塁の場面でしたが、ピッチャーがしっかり抑えてくれました。見事勝利!!選手はもちろん応援していた親たちも大喜び。今回は学校のブラスバンドの応援もあり、今どきの応援歌を歌いながら応援しました。スタンドでは一体感を感じながらの応援だったので、楽しかったです。

その夜のビールが美味しかったこと。最高でした。ちなみにうちの息子の背番号は「12」でした。次の3回戦はいい試合でしたが、惜しくも0-3で負けてしまいました。『1・2の3~📢』で3回戦も勝って欲しかったですね。

( 岡 本 清 臣 )

健康マネジメント論 その4<「筋肉貯金」が意外に重要!前編>

家を出るとき、除湿機を作動させておくのですが、帰宅時は必ず「満水」の表示で作動停止となっています。水分が一体どこに隠れているのか?と不思議に思う毎日です。

がんと闘うにも筋肉が必要?!

5月30日、東京新聞(TOKYO Web)に※1)こんな見出しが出ました。『がん闘病 筋肉が大事』。他の新聞にも掲載されたのでご存じの方もおられることと思います。

詳細はサイト記事に譲りますが、栄養が不足して筋肉が減ると抗がん剤の副作用が強くでる、という研究結果が相次いで報告されているとのこと。いつ病気になるかなど、誰にもわかりません。ということは、普段から防災グッズを備えておくように、筋肉を貯金する、つまり筋肉量をある程度維持しておくことが必要です。

「運動する時間もない」というお忙しい方にとっては、いかに効果的に筋肉をつけるかが重要となってきます。いかに効果的に筋肉を増やすか?筋肉をつけるにはタンパク質が重要ですが、タンパク質の主な構成要素はアミノ酸です。

タンパク質を構成しているアミノ酸は20種あり、11種はなんとか自力で作り出せるのですが、そのうち9種はどうしても食事によって摂取しなければなりません。それが不可欠アミノ酸と呼ばれるものです。ちなみに、よくスポーツジムにいくと「BCAA入り○○ドリンク」等が売られていますが、このBCAAというのは不可欠アミノ酸9種のうち、3種「バリン・ロイシン・イソロイシン」の総称です。

では、食事でタンパク質を取る、いったい1日どのくらいとればよいのか、が気になるところです。厚生労働省は、一般成人に対して体重あたり0.72gが必要量と提示しており※2)、これをふまえて農林水産省は「男性50g、女性40g」を平均必要量と記載しています。※3)
 さらに必要量をふまえて推奨量はいくらか?となると「×1.25」と言われています。
ゆえに「男性60g、女性50g」が最終的に望ましい推奨摂取量となります。今月はこの辺で。来月も筋肉のお話続きます。

1)東京新聞 TOKYO Web
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/life/201705/CK2017053002000177.html
2)菱田 明 他 監修『2015年版 日本人の食事摂取基準』2015 第一出版
3)農林水産省 http://www.maff.go.jp/j/fs/diet/nutrition/protein.html

( 谷 口 知 子 )