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税務経営情報 Vol.255

~ 出 口 調 査 ~

 それは、敬老の日に行われました。というのは父が参加している民謡の会があり、そこの民謡をしている楽しいお仲間が、毎年参加しているある地域の「敬老の会の集い」での出来事です。
 父を含めたお仲間たちは、その地域へいわゆるボランティアを行っていて、敬老の会の出演をして盛り上げているのです。そのお仲間たちというと一般的に見て、お年寄りに何かする側ではなく 逆にしてもらう側に回ってもおかしくないぐらいの年齢のお仲間が多くおられます(笑)。
 しかしそのお仲間は、元気でバイタリティーがあり出演するからには、自分たちの出来ることで一番楽しんで印象に残ればそれが楽しいという方々ばかりで、今回、私たちはそのお仲間に混ぜていただきました。
 出口調査というと選挙の開票速報の時によく使われますが、今回は公正な選挙速報ではなく自己申告型の出口調査となりました。何を調査するのかといえば、今回の出演者のなかで一番印象に残ったものが誰かという事です。
 私たちが参加するという事は、もちろん自分たちが出来ることは「和太鼓演奏」だけです(笑)。私たちは、私と私の息子、そして私の太鼓の仲間の3人で参加させていただきました。そして父の仲間達が出来ることは、「民謡」・「三味線」であり、また今回はお仲間の1人の方が初舞台で、「日本舞踊」とのコラボが実現しました。毎年は民謡と三味線で出演していたそうですが、今年はいつもとは違う事をやってみようという事になりました。というのは、もともと民謡の仲間で参加していたそうなのですが、お仲間の方で昨年私たちが出演した「KBS京都 年忘れ紅白歌合戦」を見に来ていただいていて、そこで民謡の太鼓とはまた違う太鼓の響きを聞いて民謡と一緒にコラボできると思われたのでしょう。そして、私たちもお仲間になりました。
 今回出演の打診があったのは、5月末ごろだったでしょうか。演曲は、「無法松の一生」、「人生夢太鼓」と、「黒田武士」の3曲で出演するから、3曲和太鼓を絡めて適当に演奏して下さいとのことでした。適当に叩いてくれたら良いと言われましたが、そんな簡単に言われてもとは思っていました。和太鼓だけで演奏するなら問題はないのですが、曲と絡めるとなるとどうなるのか不安でした。
 まず最初の「無法松の一生」は、歌手の村田英雄さんや他の色々な有名な方が歌われていて曲はなんとなく知っていましたが、その曲と和太鼓をどう絡めたらいいのかイメージが出来ない・・。そこで曲のオープニグと曲の間で和太鼓のソロを叩き、曲中は三味線や声が聞こえるように小さいリズムで叩くことになり、オリジナルな曲になりました。
 2曲目の「人生夢太鼓」は、父と私と息子のまたまた三世代演奏でした。この曲はこのメンバーで2月にも演奏しているのですが、少し変更しました。曲間には息子のソロを入れることによって、観客に受けるようにしました。
 3曲目の「黒田武士」は、詩吟が入る為、和太鼓は曲に合わせて小さな音で叩くことになりました。この曲は、和太鼓でバンバン激しく叩くイメージではなく、歌詞に合わせてきっちり合わすので結構気を使いました。
 そして「敬老会」が終了し、お約束の打ち上げ懇親会が始まりました。皆さんこれが楽しみで、それまでの練習をやっているみたいなものです(もちろん私もですが)。そこで今回の出口調査では、私たちが一番よかったのではないかという事になりました。なぜなら、下は11歳から上は大分上までと層が厚く、迫力のある和太鼓と三味線とのコラボが良く、また日本舞踊の踊りがあり、と今までとは違う演出だったからです。あと子供の演奏が意外に良かった(親バカですが・・)のと、おじいちゃんとの三世代でというのが良かったみたいです。おじいちゃんおばあちゃんにとって、孫と何かをするというのが憧れだったのかもしれませんね。これらの反省会をしながら、みんなで飲んで騒いで、軍歌まで歌って楽しみました。            

( 岡 本 清 臣)