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税務経営情報 vol.285

~別れの季節~

新しい年を迎え早や3ヶ月が過ぎました。毎年の事なのですが、1月から3月の個人の確定申告が終了するまでは年を越した感がなく、この時期になってやっと落ち着いてきた感じです。落ち着いて周りを見渡すと、自分の周りで節目がありました。

まず娘ですが高校受験が終わってすぐに、和太鼓の練習を再開しました。なぜなら、3月22日に「日本太鼓ジュニアコンクール」に出場するからです。この大会というのは、都道府県の予選を勝ち抜いた18歳以下のチームが一堂に集まり、日本一を決める大会です。

image011 娘はこの京都府代表に選ばれていたので、受験勉強をしていた数か月でなまった(太った?)体をもとに戻すために頑張っていました。今のチームメイトは中学3年生が多く、中学を卒業すればみんな和太鼓を続けるかどうかはわからないし、娘も高校のクラブに入れば、クラブの方が忙しくなりこの大会には出場することは難しくなるだろうから、おそらくこの大会が最後かと思い私たち夫婦は、開催場所の長野県長野市まで日帰りで見に行ってきました。

image013 各都道府県のチームの演奏を見ていると、各チーム一生懸命練習してきているのが分かり、表彰の時には、入賞したチームは嬉しくて泣き、また入賞できなかったチームは悔しくて泣いているのを見て、私も見ていて感極まりました。
娘の所属しているチームといえば、和太鼓の演奏で勝ち負けを判断するのは難しいのですが、やはり入賞チームと比べると劣ったのかなと思いました。それに一番うまい子が、間違ってしまったのです。彼が間違うなんて今まで見たことがなかったのですが、後で聞くと前日に演奏の変更をさせられたそうで、失敗したみたいです。それによって、チームのみんなが来年リベンジをしないといけないということになりました。前日までもう今年で最後だねと言っていた中学3年生達がですよ!
たぶん来年は九州の大分県であると聞いたからだと思いますが・・。節目になるはずが、ならないような・・・。

二つ目は、私の家では子供部屋があり子ども達は各自自分の部屋で勉強しているのですが、寝るときは家族仲よく4人寝室で一緒に寝ていました。4人で並んで寝むれるほど部屋は大きくないので、妻を中心に両サイド子どもが「川」の字になって寝ており、その「川」の下を私が支える(?)形で「-」になり寝ていました。娘の受験が終わり部屋の掃除をしたかと思うと、急にこれから自分の部屋で寝るということになり急遽ベッドを移動することになりました。すると息子も自分も一人で寝るということになり、息子のベッドも移動することになりました。

3年前娘が中学に上がる時、もう自分の部屋で寝た方がいいのではないかということになり、ベッドを子供部屋に移したことがありました。しかしその時は、子ども達はすぐに寂しいやら怖いやらと言ってすぐに戻しました。今度は自分達から言いだしたことなので、仕方がないのですが、寝室には本来のベッドの配置になり「川」+「-」から「り」の形になりました。当初ちゃんと寝られるか心配でしたが、初めて自分達の部屋で寝た次の日の朝、息子が「ちゃんと寝られたで」という顔で起きてきたので、やっと子ども達が成長したのかと実感しました。私自身は何となく寂しくなりましたが・・・。これも親離れ・子離れの別れの季節なのかなぁ。

( 岡 本 清 臣 )


マイナンバー(社会保障.税制番号制度)の概要(2)

平成27年10月からのマイナンバーの通知、平成28年1月からのマイナンバー 利用開始まで、期間が迫ってきました。

国や地方公共団体などで利用します。

国の行政機関や地方公共団体などにおいて、マイナンバーは、社会保障、税、災害対策の分野で利用されることとなります。
このため、国民の皆様には、年金・雇用保険・医療保険の手続、生活保護・児童手当その他福祉の給付、確定申告などの税の手続などで、申請書等にマイナンバーの記載を求められることとなります。
また、税や社会保険の手続きにおいては、事業主や証券会社、保険会社などが個人に代わって手続きを行うこととされている場合もあります。このため、勤務先や証券会社、保険会社などの金融機関にもマイナンバーの提出を求められる場合があります。

~具体的には~

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民間企業でもマイナンバーを取扱います。

民間企業は、従業員の健康保険や厚生年金の加入手続を行ったり、従業員の給料から源泉徴収して税金を納めたりしています。また、証券会社や保険会社等の金融機関でも、利金・配当金・保険金等の税務処理を行っています。平成28年1月以降は、これらの手続を行うためにマイナンバーが必要となります。そのため、企業や団体にお勤めの方や金融機関とお取引がある方は、勤務先や金融機関にご本人やご家族のマイナンバーを提示する必要があります。
また、民間企業が外部の方に講演や原稿の執筆を依頼し、報酬を支払う場合、報酬から税金の源泉徴収をしなければいけません。そのため、こうした外部の方からもマイナンバーを提供してもらう必要があります。
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マイ・ポータルで自分の個人情報のやり取りを確認できます。

マイナンバーを使って個人情報がどのようにやり取りされるのか、心配な方もいらっしゃると思います。
平成29年1月から、自分のマイナンバーを含む個人情報を、いつ、だれが、なぜ、照会し、だれがどの情報を提供したのか確認できる手段として、マイ・ポータル(情報提供等記録開示システム)稼働する予定です。
マイ・ポータルでは、行政機関などから一人一人にあった行政サービスのお知らせも可能になります。例えば、乳幼児のいる家庭に「来月はお子様の予防接種を受けることをお勧めします」といったお知らせが届くなど、生活する上で便利な機能も実現する予定です。